Pecily 50%

公共交通機関の位置情報送信マシン「秘密のボックス」の実証実験を実施

タグ: お知らせ 作成日: 2016年8月18日

Code for Hakodate Pecily チーム(事務局:北海道函館市、チーフ 杉本涼、https://pecily.com 以下、Pecily)は、公共交通機関の位置情報送信マシン「秘密のボックス」の実証実験を 7月25日に、道南いさりび鉄道株式会社(代表取締役社長 小上一郎、http://www.shr-isaribi.jp 以下、道南いさりび鉄道)のご協力で実施いたしましたことをお知らせいたします。

近年、国・地方公共団体でのオープンデータの取り組みが加速しておりますが、Pecily は公共交通のオープンデータを整備・推進していくことを目的に活動しております。今回、公共交通のオープンデータ化を推進していくための活動の一環として、リアルタイムの位置情報送信マシン「秘密のボックス」を設置することによって、実用化への課題を検証しました。

道南いさりび鉄道について

この度、ご協力いただきました道南いさりび鉄道は、2016年3月に北海道新幹線の開業に伴い、JR北海道から経営分離された江差線(木古内駅〜五稜郭駅間)を運営されています。

「秘密のボックス」について

「秘密のボックス」は、公共交通機関の車両に常にどこにいるのかを計測するものです。「Raspberry Pi」という名刺サイズのコンピュータにGPSモジュールで現在位置を取得、通信モジュールで位置情報を処理するコンピュータに送信しております。そして今回の実証実験では、電源はノートパソコンから供給しております。

今回の実証実験の内容について

2016年7月25日に、道南いさりび鉄道線(五稜郭駅〜木古内駅間)を走行する列車にて道南いさりび鉄道社員の立ち会いの下、実証実験いたしました。
下記は、実証実験時の写真であり、背後に置かれている装置が「秘密のボックス」になります。

press_shr_isaribi_504x672_secretbox.jpg

実施しました便につきましては下記の表をご覧下さい。

五稜郭駅発 木古内駅着 - 木古内駅発 五稜郭駅発
10:45 11:46 - 12:33 13:29
13:35 14:33 - 15:18 16:17

今回の実証実験の目的は、「秘密のボックス」を実際に動作させることで、位置情報をリアルタイムに送信可能であるかの確認を行いました。
結果といたしましては、

  • 「秘密のボックス」の負荷がかかり過ぎて起動してから10分程で位置情報送信が止まっていた。
  • トンネルなどで位置情報の送信に使用している携帯電話回線が圏外になることがあったが、その後 圏内に入ったあとに再び位置情報を送信できていた。
  • 「秘密のボックス」が送信した位置情報を保存しておくコンピュータがうまく処理できていなかった。

以上の3点です。実証実験時に修正できた点は、

  • 実証実験途中で、送信の間隔を空ける設定を行うことによって負荷を下げることができた。

以上の1点です。今後の課題といたしましては、

  • 「秘密のボックス」が送信した位置情報を保存しておくコンピュータが「秘密のボックス」の10秒毎位置情報送信に耐えられていなかった。
  • 今回の実証実験では、Pecily チームのパソコンから電源を供給しておりましたが、実用化する際に「秘密のボックス」の動作に必要な電源をどこから供給するのか。
  • 「秘密のボックス」への電源供給に使用していたUSBケーブルが細く、動作に必要な電流が足りなかった。

以上の3点です。
今後も公共交通機関事業者のご協力をいただき、実用化へ向け実証実験を繰り返してまいります。

チーム概要

チーム名:Pecily (ペジリー) by Code for Hakodate
チーフ:杉本涼
事務局:北海道函館市本町29番10号 ファーストナレッジ株式会社内
実績:
 2016年3月 総務省・情報通信研究機構主催起業家甲子園にて総務大臣賞(最優秀賞)を受賞

本件に関するお問い合わせ先

Pecily チーフ 杉本
Email: sugryo@pecily.com


© 2017 Pecily 函館で愛を込めて作りました